新しい船出を迎えるにあたって

 去年から今年(現在)にかけての某チームを髣髴とさせる出来事が私の身近で起こった。
 まあ、当人たちは全然そう思わないだろうし、私の考えを批判する擁護派の人はたくさんいるだろうし、この件に関して私がうだうだいうことで、さらに私の立場が悪くなることは覚悟しているので、別にかまわない。



 
 新しい船が完成しつつある。
 しかしその船には「もう乗らない」といった人がいる。
 「それで結構です」ともなんともいわない。
 今まで、小さい船ながら頑張って進んでいたときに、いつも見守ってくれたり助けてくれた人間が、何人か下船しようとしている。
 新しい船の乗組員は、今までよりも知名度もあり、宣伝なんかしなくても集客力もある人間だった。
 きっと、新しく乗ろうと思う人はたくさんいる。
 だから、今までの人間がどれだけ文句をいおうが、進言しようが、残りの乗組員たちは応えようともしない。

 私は、以前その船に乗っていた。
 とっくに降りたけれど、今でもそのことは忘れたことはなく、いい思い出として残っている。一緒に乗っていた人たちのことは忘れることはない。
 私が乗っていた証は、少しでもどこかに置いてきたと思っていた。

 今、新しい船は、私のような人間の残像すら消そうとしている。
 小さくても楽しかった船は海の底に沈めようとしている。

 それならば、小さくても楽しかった船は、たとえ模型でもいいから残してほしかった。思い出として一生残せるようにしてほしかった。
 大きい船に今と同じ名前をつけて航海するのではなく、新しい船として出発してほしかった。
 これまでずっと小さく楽しい船を動かしていた船長の思いすら消してしまうのならば。

 もちろん新しい乗組員に非があるわけではない。その人は雇われた人なのだから。

 新しい大きな船が、もし傾いたとき、せめて中くらいの船にすればよかったとか、昔の船を思い出すとか、そういうことだけはしてほしくない。


 私が好きだった「RealBlend」は、もうすぐなくなってしまう。 
 好きだったこと全てが曲げられ、目の前に真実を突きつけられたとき、信じられるものがどこにあるだろう?
 いちばん見たくないところを見せられて、私の好きだった音楽がこの世からなくなる事実が未だに受け入れられない。
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by tatsumakido | 2005-06-21 09:20 | アカペラ
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